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シンガポール政府系投資会社、日本でVB投資

2001/10/16
日本経済新聞 朝刊

シンガポール政府系投資会社のテマセック・ホールディングスは日本でベンチャー投資を始める。第一弾としてベンチャー企業向けコンサルティング支援のフレッジテクノロジー(東京・千代田)の第三者割当増資を引き受け、発行済み株式数の10%を取得した。フレッジを通じて有望な日本のベンチャー企業に直接投資をするほか、シンガポール系ベンチャー企業の日本市場進出を後押しする。

日本での投資はテマセックのベンチャーキャピタル(VC)子会社、テマセック・キャピタルが中心となる。テマセック・キャピタルは欧米やアジアのベンチャー企業を中心に投資をしてきた。今後はフレッジが技術評価などを手掛ける日本のベンチャー企業や大企業から独立するベンチャーなどにも資金を投じる。フレッジは昨年9月に東芝の新事業開発チームの出身者が中心となって設立。東芝のほか、大手VCのエヌ・アイ・エフベンチャーズ(東京・中央)などが出資している。大手企業の埋もれた技術を発掘して技術者の独立を支援するほか、VCなどからのベンチャー企業の技術評価の依頼も受託する。

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