2004/4/6日本経済新聞 朝刊
三井住友、創業期向け融資拡大――今年度1000億円規模に

 三井住友銀行は創業間もないベンチャー企業向け無担保融資を本格的に進める。技術評価の専門会社と提携、創立直後や赤字会社など取引を避けてきた企業を発掘する。今年度だけで約1200社、1000億円と融資規模を5割増やす計画で、リスクがあっても高めの金利で融資できる分野を開拓する。景気回復を映し、縮小一辺倒だった銀行の姿勢に変化が出始めた。  三井住友は東芝出身者らが設立した事業コンサルティング会社フレッジテクノロジー(東京・中央、山本英孝代表)と提携、企業の技術評価の新手法を開発した。106項目にわたり企業の技術力や経営モデルを分析、事業開始から拡大期までの成長性を総合評価する。事業拡大の潜在力がリスクを上回れば融資する。対象は揺らん期の成長企業を中心に、今年度だけで新規に500社程度の企業を開拓、300億円を貸し付ける。

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