2001/9/21電波新聞
フレッジテクノロジーの活動に注目
埋もれた技術やベンチャー発掘、企業の設立・運営を支援

東芝で新事業を次々たちあげてきたアドバンスト−I(ADI)事業本部(99年解散)出身者が集まり、埋もれた技術やベンチャー企業を育成しようというフレッジテクノロジー(FTI 本社=東京都千代田区、山本英孝社長)の活動が注目されている。 "IT不況"などといわれ、IT投資の鈍化が懸念されているが、日本が真の「IT立国」を目指すためには、埋もれた技術の発掘や意欲的なベンチャヘー企業を数多く育てていくことが不可欠。 FTIの資本金は1億85百万円、NIFベンチャーズ、米国の有力ベンチャーキャピタル、東芝などが出資している。この9月で発足してちょうど一年を迎えた。いよいよ本格的な活動が期待されている。
同社のミッションは、新事業を創出しようとしている企業、ベンチャーキャピタル会社、ベンチャー企業へのコンサルティングサービス、また、埋もれた技術の発掘などにおいている。「新しいアイデアや技術が事業として成り立つために、情報、知識、知恵を提供していく」(山本社長)。 新技術を開発、事業として確立していくためには、技術の応用分野を選び、商品やサービスの提供方法、顧客に受け入れられるだけのポテンシャルの高さなど、さまざまな要素が要求される。「東芝時代に培った技術への洞察、新事業を試みた数多くの経験をもとに、事業モデルの構築、資金を提供するベンチャーキャピタルの紹介、企業設立、運営のための支援を行っていきたい」と話す。
社長の山本英孝氏は、東芝でメインフレームコンピューターのSE、東芝アメリカ勤務などを経験し、ADI事業本部などでオブジェクト指向OS、モバイル機器、双方向TVシステムなどの新規事業を立ち上げてきた。取締役の南川忠利氏は、東芝研究所開発センターなどに勤務後、ADI事業本部でフラッシュメモリーカード、モバイル機器用ASIC、LSI、IPなどの新事業開発プロジェクトにかかわった。 98年からNIFベンチャーズのテクノロジーアドバイザーを務めている。ほかに東芝でテレビ事業、ADI関連で豊富なマーケティング経験を持つ白根貞雄氏らが参画している。
現在、厳しい経済環境にあるが「今年度はベンチャー企業への助言、東芝の社内で生かしきれていない技術の外部への事業化、ベンチャー企業の立ち上げに努力していく」としている。

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